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国内の製薬ベンチャーに転職していて母体がM&Aされても、それで切り捨てられるとは決まっていません。

M&Aを想定して、その後を考えてみましょう。

■ベンチャーの業績によって扱いが決まる。

質問にあった「国内の製薬ベンチャー」とは、日本の大手製薬会社を母体とするベンチャーだと思います。

その場合、もしM&Aの標的にされて母体の製薬会社が吸収合併・経営統合されれば、系列のベンチャーは相当な打撃を受けます。

生き残れるかどうかは、M&Aの条件によって、ベンチャーがどのような位置づけに置かれるかです。

その時点までに一定の成果・成績を上げているのなら切り捨てられることはありません。

何の成果も上げられないでいたとしたら、存続は危うくなります。

■国内資本であることに何の意味もない。

M&Aはリストラばかりが強調されますが、決してそのようなことだけが吸収合併の条件ではありません。

資本は他から入っても、事業形態の一切は日本の経営者に一任される場合があります。

また「国内資本の製薬各社は生き残れるか」との質問がありましたが、資本がどこの国から入ろうが、生き残れるのは確実です。

資本が日本のマネーでなければならない理由はありません。

むしろ経営に弱点があるのに、国内資本にこだわることのほうが危険です。

■国内の製薬ベンチャー企業に転職していても、成果をあげていれば切り捨てられることはありません。

グローバル化というのは乗っ取り合戦のためのではありません。

生き残るための手段にすぎないので、むしろM&Aによってグローバル化を果たさないほうが危険度は大きいと見なせます。

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製薬会社への転職を考えるなら、業界のいまは安定成長の時期にあり、タイミングとしては悪くありません。

問題はM&A、業界再編、リストラをどう解釈するかです。

■天下太平の世ではない激流の時代。

どんな職業でもそうだと思いますが、現代では厳しい国際競争の真っ只中にあり、将来の安定性といっても天下太平のようなワケにはいきません。

製薬業界はとくにグローバル化を余儀なくされているという一面があり、吸収合併(M&A)によって資本力を増強しつつ、自社にとって有用と思われる製薬会社を傘下に収めないと競争に敗れるという厳しい局面にあります。

ある日突然、M&Aの知らせが現場に届き、リストラが敢行されるということもないとは言い切れません。

■リストラや再編は健全な成長のため。

M&Aなき世界、リストラのない永久雇用の会社などはありませんから、それも仕方ないと腹をくくるなら、製薬・医療業界ほど尊く、先行きの安定性に満ちた業界はありません。

現に製薬業界の市場規模はこの10年順調に右肩上がりの成長をつづけ、10兆円超えを果たして11兆円超えも間近です。

世界の製薬メーカーと比較するとまだ規模としては不十分ですが、安定成長にあることは確かです。

今後10年のあいだに、新薬・創薬競争は節目を迎え劇的な開花の時代となります。

頼もしい業界です。

■製薬業界は安定成長の時期にあります。

ただしそれにはM&Aがついて回ります。

それをプラスと捉えられるなら、転職はおすすめできます。

成長のためのM&Aはありますが、健全経営である限り、製薬各社の経営悪化の心配はないと考えられます。

今後の生活設計も、安定したものが期待できます。

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製薬会社の中でMRは重要なポジションを占めています。

守備範囲が広い分だけ高額ですが、ハードで責任の重たい職種です。

概要をお話ししましょう。

■多面的なMRの基本的な仕事内容。

MRはある意味においては製薬会社の営業マンであり、医薬品のエキスパートです。

医師と医療機関、患者のあいだに立って、最新の医療情報を提供する宣伝担当の役割でもあります。

ときには医療機関に治験のお願いをし、そのための準備と実行のすべての役を任されることもあります。

活躍する舞台が多い分だけ責任も大きく、仕事はハードです。

外資系の製薬会社などでは、遠く海外にまで自社の医薬品について売り込みの最前線に立たされることもあります。

■MRの平均年収は700万円~800万円。

MRの経験がある人なら理解できると思いますが、医療や製薬に従事する職種の中では比較的転職しやすいポジションにある一方で、多方面での責任が重なり、心身ともに追い込まれることがあります。

そうしたことを前提にすれば年収がいいという一面だけで判断はできませんが、年収の平均は3年~5年の経験者で700万円~800万円です。

高額な年俸を提示している医療機関では1,000万円の年収例もあります。

病院の規模やMRとしての職域によっても異なりますが、悪い待遇ではありません。

■製薬会社の年収例についてはバラツキがありますが、だいたい800万円前後をみておけば間違いないです。

見習いクラスの転職者は別です。

経験が3年に満たない転職者、年数はあっても実働年数が足りない転職者は、前述のような年収事例には当てはまりません。

少なくても独立して1人で立ち回れる技量と経験が求められます。

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製薬会社への転職を実現させたいなら、応募する企業の期待値にそった専門性とスキルを磨くことです。

転職組に求められるのはそこの部分です。

■スキルの高さと専門性が問われる。

新卒組と転職組との違いは、未知数における期待値に賭けるのが新卒組だとすると、転職組には、専門性とスキルの高さ、即戦力に最大の期待値が置かれます。

したがって新卒では学歴・大学院での専修科目が問われますが、あとは人間としての協調性や発想力などです。

学歴以外は漠然としたものです。

裏を返せば、転職組に当たる応募者に具体性やスキルがなければ、その時点で転職成功の可能性はなくなります。

■即戦力、具体的な要請に応えられるか。

製薬会社は転職専用サイトに人材募集の広告を出す段階で、具体的な職種や職種ごとの最低キャリア、スキルのレベルなどを掲載しています。

シークレット扱いの部分は伏されますから詳細に述べられてはいませんが、面接時には詳細に聞かれます。

即戦力になる人材を求めているので当たり前のことです。

したがって転職希望者は、自分にどんな専門性があり、同じ転職組の相手と比較してどこが強みになるのかを整理しておく必要があります。

■新卒組と転職組とでは何がいちばん異なるのかではなく、自分は競争相手と何がいちばん異なるのかを自己で確認しておきましょう。

転職者が新卒者を意識する必要はまったくありません。

無意味なことです。

それより自己分析を急ぐことです。

強み・弱み、得意・不得意、貢献度合い、専門性・特異性、転職先の企業にもたらす利益などです。

給料や年収の10倍・20倍の価値はたたき出すと言えるほどの自信をつけましょう。

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製薬の研究開発は、派遣でなければ太刀打ちできないところまで来ています。

転職するに当たっては、まずそのことを認識しておきましょう。

■加速する製薬研究のスピード。

派遣といっても製薬会社の中の職種によって比率は異なります。

製薬の研究開発においてはトップシークレットの事項が多いので、他の職種にくらべれば比率は低いようです。

それでも相対的に製薬の研究開発部門に派遣社員が増えている理由は、「専門性」と「スキルの高さ」にあります。

製薬開発事業は、昔とくらべてかなりのスピード化が図られていますが、それでもなお速攻戦力が要求されています。

正社員を雇って、真っ白な状態からテーマに挑ませる余裕はありません。

■派遣と同じくらいのスキルと専門性?

逆に言えば、派遣と同じくらいのスキルと専門性があれば、転職でも100%に近い成功を収められるでしょう。

その場合、製薬会社の研究開発と自分の専門性がピッタリ一致する必要があるので、なかなか狭き門になります。

転職求人サイトでは明らかにされていませんが、面接時にはその辺を探られることがあります。

機密事項なのでオープンにはしていませんが、バイオ系などは時流に乗っている分野です。

■製薬はスピード競争であり最大のミッションです。

派遣でなければ太刀打ちできない分野でもあって、人材引き抜きが激化しています。

製薬の専門性は一朝一夕には育てられないので、究極は派遣か引き抜きになります。

転職するのであれば、その辺の動向もつかんでおきましょう。

見当外れの分野では転職に失敗する可能性があります。